ハムスターの習性

チャイニーズハムスター

標準和名 モンゴルキヌゲネズミ
別名 モンゴルハムスター
学名 Cricetulus griseus
英名 Chinese hamster
原産地 中国北西部、内モンゴル自治区、南シベリア、朝鮮半島
全長 オス 約10.5〜11.5cm
メス 約9.0〜10.5cm
体重 オス 35〜41g
メス 28〜34g
性成熟 オス9〜10週くらい
メス8週くらい
性周期 4〜5日
妊娠期間 20日
産子数 平均4匹
離乳期間 18〜20日
寿命 2〜2年半
排泄物の臭い 少ない
集団飼育 実験動物として飼育された歴史が長いく、次第に複数飼育が可能なほど性格がおとなしくなったと言われています。ただ、幼いころから同じケージで飼っていないと、複数飼育は難しいです。発情したオス同士を複数飼いするとケンカをするので注意が必要です。

●特徴

 チャイニーズハムスターは尻尾が長く、外見がネズミに似ています。
 祖先であるネズミの血を色濃く残しているハムスターと言えます。
 原種は淡茶に背中の一本線が特徴ですが、現在ではさまざまなカラーバリエーションが出ています。

 最大の特徴は、何といっても飼いやすいところ!

 おとなしい性格のうえ、排泄物の臭いも少ないので、実験動物として長年飼われてきたという歴史があります。
 その上、人懐っこく慣れやすいので、まことペットとして優れた動物です。
 ジャンガリアンは、オシッコの臭いがキツイので、この点だけ見ればチャイニーズの方が飼いやすいです。
 ただ、オシッコの量が多く、他のハムスターより水分の多いエサを好みます。

 他のハムスターと決定的に違うのは、木登りが得意なことです。
 尻尾を上手に使って、高いところに登ることができます。

 また、オスの睾丸がとても大きいのが特徴。
 チャイニーズハムスターを知らない人は、獣医ですら腫瘍か何かの病気と勘違いするほどです。

 このように珍しい特徴を持ったハムスターなのですが、飼育している人が少なく、ペットショップでもなかなかお目にかかれません。
 稀少なため、他のハムスターより高額で売られている場合が多いです。

 余談ですが、アメリカ合衆国のいくつかの州(カリフォルニア州など)では、チャイニーズハムスターは病害虫と見なされているため、その所有や飼育、販売に許可が必要なところも存在します。

●歴史

 チャイニーズが種として同定されたのは1867年です。
 イギリスでは、1919年から実験施設で飼われていました。
 1959年に中国の北京近くで捕らえられたものが、アメリカ合衆国に遺伝研究用に導入されてから実験動物として広まりました。
 同年、アメリカを通して、日本にも実験動物としてやってきました。

 ペットショップに出回るようになったのは、1981年のこと。
 仕草や顔立ちの愛らしさに注目が集まった他、実験動物として人間に長く飼われている間に性格がおとなしくなり、多頭飼いも可能になっていたためです。

●チャイニーズハムスターの品種

・ノーマル
 グレー色のものから、グレーと白が混ざり合ったものまでいます。

・ブラウン
 薄茶の体色に、頭の部分から背中まで、黒い線が入っているのが特徴です。

・シルバー
 外見がネズミに似ている、チャイニーズハムスターの毛がわり種。排泄物の匂いが弱く、飼いやすいです。

・パール
 毛がわり種のひとつ。性格がとても穏やかで、動きが素早いので、どちらかというと鑑賞向きです。