ハムスターの爪は、人間と同じように一生伸び続けます。
ほとんどの場合、飼育環境が適切であれば、一生切らなくても問題ありません。
しかし、中には爪が伸びすぎてしまう子もいます。
爪が伸びすぎてしまうと、毛づくろいをしているときに、目を傷つけてしまったり、飼育用具の隙間に爪を引っ掛けて、爪を折ったり、指を痛めてしまう原因になります。
そのため、爪が伸びているようなら、爪切りをする必要があります。
爪切りは、人間用、犬猫用の爪切りを使わずに、ニッパーや鼻毛バサミを使います。
(人間用の爪切りやハサミは大きすぎて、事故の元です)
ハムスターの爪には血管が通っており、深爪すると、出血してしまうので、先端だけを少しだけ切るようにします。
この作業は、一人ではせずに、必ず二人で行います。
一人がハムスター持って、指が動かないように押さえて、もう一人が爪を切ります。
ハムスターが動いてしまうと、深爪したり、場合によっては指を傷つけしまう恐れもあるので、慎重に(下手をすると指を切り落としてしまうことがあるので、危険です)。
初心者の方で、自信の無い方は、獣医さんに頼んでやってもらった方が安全です。
●穴掘りをさせる
野生のハムスターは穴掘りをしているので、爪が伸びすぎることはありません。
穴掘りができない飼育環境で飼っていると、爪が伸びすぎてしまうことがあります。
ケージの中に穴掘り用の砂場を作ったり、床材を多めに盛った部分を作ったりすると良いです。
●素焼きなどのざらざらした素材のハウスを使う
爪の伸びすぎ防止グッツとして、素焼き製のハウスが売られています。
ざらざらした素材のハウスを使うと、適度にツメが削れていきますので便利です。
植木鉢やタコツボなどでも代用できます。
私は、こちらの『素焼きの爪とぎ・砂浴びハウス』 を使っていました。
このおかげで、爪の伸びすぎで悩まされたことはありません。
また、ハウスから顔を覗かせてくれる姿が、かわいいです。(*´∇`*)