ジャンガリアンハムスターの飼い方を研究・紹介するサイト。食べ物、住居環境、掃除、病気・怪我の予防などを詳しく掲載しています。

健康チェックポイント

 ハムスターを選ぶ重要なポイントは健康です。
 身体の弱い子を選んでしまうと、飼育に苦労するだけでなく、死なせてしまう可能性も高くなります。

・年齢
 ハムスターのケージに生後何ヶ月か表示されています。
(年齢表記が無い場合もあり、表示されているところで買いましょう)
 年齢の高い子(生後三か月以上、大人になっています)は人に慣れにくい傾向があるので、選ばない方が良いです。
 ただし、ゴールデンハムスターの赤ちゃんは、親兄弟と早く離しすぎた場合、寂しさから来るストレスで死んでしまうことがあります。
 それ以外のハムスターでも、赤ちゃんは生命力が弱く、死んでしまいやすい傾向があります。
 初心者の方は、生後一か月以下の赤ちゃんは選ばない方が良いでしょう。
 生後一か月半から、二か月くらいのハムスターが、ベストだと言えます。

・身体付き
 身体の大きい子は、それだけ力があり元気な証拠です。
 でも、太り過ぎている子は、カロリーの高い種ばかり食べている偏食家である場合、年齢が高い場合があるので、避けた方が良いでしょう。
 また、痩せすぎている子は、身体が弱かったり、先天的な不正咬合で餌が食べられない、といったことが考えられるので、選ばない方が賢明です。

・耳
 他の子と喧嘩して、穴が空いていないかチェックしましょう。
 また、耳がピンと立っているか確認します。
 耳はハムスターにとって重要な感覚器官なので、これに異常があると大変です。

・目
 目ヤニが出ていないか、チェック。(目ヤニがあると結膜炎の恐れがあります)

・毛
 脱毛していないか? 光沢があるか?
 お尻や尻尾が汚れないか?(汚れていると下痢をしている可能性あり)確認します。

・鼻
 鼻水が出ていないか?(ハムスターも風邪をひきます。鼻水が出ていると風邪である場合があります)

・歩き方
 ヨロヨロ歩いていないか確認しましょう。言うまでもなく、元気に動きまわることができる子の方が健康です。
 たまに運動嫌いな子というのもいますが、できれば動き回ってくれる方が見ていて楽しいです。

・身体に傷がないか
 他のハムスターと喧嘩して噛まれている場合があるので、身体に傷がないか確認しておきましょう。

・人を威嚇しないか? 噛みついてこないか?
 ペットショップやブリーダーの中には動物をモノのように扱っている業者もあります。
 そのような業者に乱暴に育てられたハムスターは人間を恨んでおり、人に敵意を持っています。
 彼らは、鳴いて人を威嚇したり、血が出るほど強く噛みついてくるなど、好戦的な態度を見せます。
 幼い心に刻まれた不信感を取り除くのは、飼育のベテランでも容易ではありません。
 ハムスターと触れ合ってみて、いきなり噛みついてきたり、威嚇するような子は避けた方が良いです。

 通常のペットショップの場合、購入前にハムスターの健康チェックをさせてくれます。
 おかしな部分がないか、よく確認しておきましょう。

 また、ハムスターその物だけでなく、ペットショップがきれいか、臭いがきつくないかも調べましょう。あまり良く掃除がされていない店の子は、病気になっていたり、人間に対して良くない感情を抱いている場合が多く、お勧めできません。
 できればハムスターに詳しい店員さんがいる店だと、信頼できます。
(動物に対して愛着の無いアルバイト店員に世話されている子たちは、病気や怪我、人間に対する敵意の刷り込みなどがされている危険があります)

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