ジャンガリアンハムスターの飼い方を研究・紹介するサイト。食べ物、住居環境、掃除、病気・怪我の予防などを詳しく掲載しています。

複数飼いをする際の注意点

●ドワーフハムスターのメス同士のみ複数飼いが可能
 ゴールデンハムスターの複数飼育は、不可能です。
 ゴールデンは縄張り意識が強く、テリートリーも広いので、同居させると必ず殺し合いを始めます。

ですが、ドワーフのメス同士は同居可能です。
(オスは不可能です)

 特にロボロフスキーは複数同居が可能と言われており、実際にされている方も多いそうです。
(私は挑戦してみたところ、見事に失敗。喧嘩して共倒れになりました。

 私もペットショップに行ったとき、ロボロフスキーのケージに複数飼い可能。しかし、相性によります」という注意書きがされていたのを見ました。

 生まれた時から一緒にいるようなメスの姉妹なら、相性が良い可能性が高いようです。

 だだし、それでも喧嘩する可能性はゼロではありません。
 実際にネット上の情報を検索すると、幼いころから一緒に暮らしていたジャンガリアンの姉妹同士が喧嘩して、片方が死んでしまったといった経験をされた方が、多くいらっしゃいます。
 小さいころから一緒に飼っていれば大丈夫という保証はないのです。。

●喧嘩の仲裁をする場合
 ケンカの仲裁に入ると、ハムスターは興奮しているので、思いっきり噛まれます。
 時には出血してしまう場合もあり、大変危険です。
 喧嘩を止める時は、あらかじめ軍手を用意しておいて、身に付けてください。

●怪我による細菌感染の可能性
 喧嘩による傷口から、ハムスターが細菌性の病気に感染する可能性があります。
 感染症に一匹がかかれば皆共倒れで、飼い主の金銭的・精神的負担は倍になります。
 一匹が病気になれば、弱ったところをチャンスと見て、他のハムスターがとどめを刺すことも考えれます。

●餌の不当配分
 複数飼育していると、個体の強さによって、上下関係ができます。
 すると、どうしても強いハムスターがおいしい物を先に食べてしまうようになります。
 餌が均等に行き渡るように、一匹ずつにあげるといった配慮が必要になります。
 実際に私は、ロボロフスキーハムスターのメス2匹を同居させて飼ったところ、強い方の子が餌を独占し、弱い子の餌を横取りするなど、悲惨な状態に陥りました。

 ハムスターは見た目のかわいらしさに反して、喧嘩になると容赦なく、最悪、殺した相手を食べてしまうこともあります。
 複数飼いは、そういったリスクを承知の上ですることになります。
 「喧嘩し始めたら別居させる」のが鉄則です。

 そのため、ケージや飼育用具は、ハムスターの分だけ用意しておく必要があります。
 しかし、飼い主の寝ている間、家を留守にしている間に喧嘩する可能性は常にあるので、ハムスターの幸せを願うなら、複数飼いはしない方が賢明です。

●ケージが不潔になりやすい
 複数のハムスターを一つのケージで飼うと、その分、オシッコやウンチをしますので、汚れるのが早くなります。一匹で飼っているときより、こまめな掃除が必要となります。不衛生な環境下だとハムスターが病気になりやすくなるので、注意が必要です。

●三匹以上の方が喧嘩しにくい
 二匹を同じケージで飼うより、三匹以上を同じケージで飼う方が、喧嘩が起りにくいようです。一対一だとお互いを意識しやすいためだとされています。ペットショップではたくさんのハムスターを一つのケージに入れていますが、実はこれは合理的なやりかたのようです。
 ただし、三匹以上なら喧嘩しない、という保証はなく、数が増えるに従って掃除も大変になります。