『ネズミ算式に増える』なんていう言葉があるように、ネズミの属するげっ歯類の仲間は多産です。
この繁殖力の強さが、厳しい自然淘汰の中で生き残ってきた秘訣と言えます。
ハムスターも例外ではなく、
だいたい、一度の出産で3〜10、多い時で15匹以上も子供を生みます。
生まれてきた子供は二か月ほどで大人になり、縄張り意識が芽生えるので、別々のケージで飼う必要が出てきます。
そのため、最初から、10個くらいのケージを用意し、子供を育てられる環境を用意しておくか、里子に出す先を決めておかないと、大変なことになってしまいます。ネット上には里子探しをしているサイトやコミュニティがあるので、探してみると良いでしょう。
ペットショップに譲るという選択肢は、法令の変更によりできなくなっています。
世話が面倒になったり、時間的、経済的に無理になって、生まれた子たちを捨ててしまったりしてはかわいそうなので、もし、ハムスターを交配させるのであれば、計画的に考えて行いましょう。
(ペットを捨てるのは道徳的な問題もありますが、法律的には不法投棄として処罰の対象になることもあります。ペットの遺棄は虐待として、動物愛護管理法でも禁じられています)