ジャンガリアンハムスターの飼い方を研究・紹介するサイト。食べ物、住居環境、掃除、病気・怪我の予防などを詳しく掲載しています。

赤ちゃんハムスターの成長過程、生後一ヶ月まで

●生後直後
 生まれたばかりのハムスターは無毛の赤裸です。身体の色は赤っぽく、まさに赤ちゃんです。
 耳はねており、目も閉じたままで、小さい歯が生えている程度です。
 体重も2グラムくらいしかありません。
 もぞもぞと動き回り、兄弟同士で巣の中で身体を寄せ合って、お互いに温め合っています。
 母ハムスターによる子供への授乳は、夜の間に行われています。
 排便排尿は自力ではできないので、お母さんがお尻を舐めて排便を促します。

●生後3〜5日
 生後3日くらいから皮膚の色が黒く変化します。
 4日目くらいになると目が開きます。
 5日頃には頭→背→わき→お腹の順で、体毛が少しづつ生えてきます。
 体重も10グラム近くまで増えます。
 この時期も、まだ母ハムスターは巣にこもりっぱなしで、赤ちゃんの世話や授乳を行っています。

●生後8〜10日
 一週間くらい経つと、よたよたと歩き始めます。
 生後10日目ぐらいに目と耳が開き始め、周りの様子がわかるようになってきます。
 また、柔らかいものなら自分で食べ始めるようになります。
 キャベツや小松菜、チンゲン菜などの青野菜を与えてみてください。
 ペレットを水でふやけさせて柔らかくして底の浅い皿に入れてあげるのも良いです。
 なお、母ハムスターはまだ授乳中なので、引き続き栄養のバランスを考えた餌をあげます。

●生後12〜17日
 生後12〜17日くらいで、全身の毛が生え揃います。
 生後13日くらいから、子ハムは活発に動き回るようになり、ケージの隅に自分で排便排尿ができるようになります。

●生後18〜25日
 ここまで来ると、もう一人前になってきます。
 生後20日頃には早い子は離乳します。
 遅い子でも25日頃には完全に離乳。歯も乳歯から永久歯に生え換わります。
 最初は硬いペレットではなく、餌はチンゲン菜、小松菜、キャベツなどの青野菜類を中心に与えます。

●生後一か月
 子供を親から放す「巣分け」の時期です。
 兄弟の中でも、相性が悪かったり、強い者と弱い者がハッキリしてきて、喧嘩やいじめを始めることも・・・
 できれば、一匹につき一つのケージを用意して、全員別々に暮らした方が良いです。
 生後、二か月もすると、性成熟して繁殖が可能な子もでてくるので、オスとメスをいつまでも一緒にしていると、また子供が生まれてしまう可能性があります。