ジャンガリアンハムスターの飼い方を研究・紹介するサイト。食べ物、住居環境、掃除、病気・怪我の予防などを詳しく掲載しています。

肥満予防の方法

 一度、太ってしまったハムスターをダイエットさせるのは大変です。
 ハムスターは運動ではなかなか痩せることができません。
 また、下手な減量作戦を行って食事の量を減らすと、弱ってしまうこともあります。
(最悪、餓死するケースもある)
 そこで、最初から太らせないように日々の世話を考える必要があります。

●餌の量と栄養バランス

 食事はペレットと野菜を中心に与えます。
 ひまわりの種などのハムスターの大好物である種類は、人間で言えばケーキのような物。カロリーが高く太りやすい食べ物なので、3、4日2粒くらい(週に3粒くらい)あげる程度にします。

 体重の約5〜10%の量のペレットが毎日の食事に必要な量です。

 体重が40gのジャンガリアンであれば、約3〜4g。
 体重が120gのゴールデンであれば、約6〜12g必要になる計算です。
 できるだけ食べ残しが無いようにあげてください。

●広いケージと回し車

 運動不足にならないように広めのケージで飼うようにすると良いです。
 散歩させるのは危険が伴うので、やらないことをお勧めします。

 また、回し車は体に合った物を用意してあげます。
 ゴールデン用、大きいドワーフ用、小さいドワーフ用といったようにサイズが分かれていますが、これを鵜呑みにせず、一回り大きいサイズの物を与えた方が良いです。

 というのも太ったハムスターは身体が大きいので、回し車を使う時に、身体を屈めて窮屈そうに走ることが多いのです。

 結果的にちょっと走っては止まるような状態になってしまい、あまり効果的に運動できません。
私のハムスターの場合も、最初に飼ったスターターキットに付属していた回し車が小さかったので、かなり使いづらそうでした。

●ストレスを与えない環境を

 非捕食動物であるハムスターにとって、太ってしまって素早い動きができなくなることは、敵に捕まって命を落としやすくなることを意味します。
 そのため、余分な餌は食い溜めせず、貯蔵して食べるようにする本能が備わっています。

 ストレスが強いと、この本能が正常に働かなくなり、食べすぎてしまう傾向があるようです。そこで、ストレスをなるべく与えない環境作りが重要になってきます。

 構いすぎてしまったり、安心して隠れられる場所がなかったり、衛生的でなかったりすると、ストレスが溜まりやすくなるようです。


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