ジャンガリアンハムスターの飼い方を研究・紹介するサイト。食べ物、住居環境、掃除、病気・怪我の予防などを詳しく掲載しています。

ケージを置くのに適した場所

●温度、湿度管理ができる部屋

 ハムスターは20℃〜28℃、湿度は40〜70%の環境が理想です。
 ただし、温度変化に弱いので、適温であっても、朝は20℃、夜は28℃という温度が一定でない場所は適しません。

 このためエアコンがある温度、湿度管理ができる部屋が飼育にもっとも適しています。

 ただし、エアコンの風が直接当たるような場所は厳禁です。
(クーラーの風が直接当たったりすると、命に関わります。私はこれでハムちゃんを死なせました)

●床から一メートルくらいの高さの場所

 床の上に直接置くと、冬は冷え込むことがあります。
 ハムスターは10℃以下の環境では疑似冬眠する可能性があるので、危険です。
 また、人間の足音の震動が気になることがあります。ケージは揺れが来ない場所に置くべきです。

●壁際・部屋の隅

 ハムスターは部屋の真ん中のような目立つ場所にいることを嫌がります。自然界では他の動物に食べられる側の弱い生き物なので、目立たない物陰を好むのです。
 このため、壁際や部屋の隅などにケージを設置してあげると、安心できます。

●昼間は明るく、夜は暗い場所

 夜行性の動物なので、夜が照明で明るかったり、昼が薄暗かったりすると、体内リズムを崩してしまいます。
 明るい照明の部屋でハムスターを飼っていると、夜でもグーグー寝ていることが多いです。
 ハムスターのいる部屋の照明は、夜は切っておくことが理想です。
 ただし、ハムちゃんとコミュニケーションを取りたい時や、構ってあげたい時は、この限りでは無いと考えて良いです。

ケージを置くのに適さない場所

●犬、猫などの他のペットがいる場所は避ける

 猫はハムスターを食べる恐れがあるので、同じ部屋には絶対に入れないでください。
 犬にはハムスターに興味を持つ種類もいれば、無関心な種類もいます。
 ハムスターにとって他のペットがいる環境は、ストレスになる恐れがあるので、例え、危害を加えないような動物でも同じ部屋で飼うのは避けた方が賢明です。

●直射日光が当たる場所は避ける

 ハムスターは野生では暑さをしのぐために、日中は地中で眠っているので、直射日光を浴び続けると熱中症になることがあります。

●テレビやパソコンの近くは避ける

 ハムスターは人間には聞こえない音波を感じることができるので、テレビやAV機器、パソコンの近くに置かない方が良いです。
 ハムスターは静かな所で飼うのが基本です。
 音に敏感な生き物であるため、うるさい場所では安眠できません。

●窓やドアの近くは避ける

 窓を開けっ放しにして外の風に当てるのは厳禁です。
 できれば、窓から一メートル以上はケージを離しましょう。
 また、部屋の出入り口の近くも温度が変化しやすいために適しません。ドアの開閉の音がうるさくて、ストレスになることもあります。