声をかけて、ハムスターにこちらの存在を気付かせます。そして、
ハムスターの前方から、両手で身体を左右からすくうように持ち上げます。
その後は、両手で軽く包むように保持します。
ハムスターを持つ時は、床に座って低い姿勢で行うようにしてください。
人間が立って歩く高さは、ハムスターにとっては致命的な高所です。
彼らは木登りするような習性がないので、高いところから落ちた時に、受け身を取ることができません。
どんなに慣れているハムスターでも手の中で動こうとしますので、落っことして怪我をさせてしまうことがあります。
特に慣れてないうちは、嫌がって逃げようとするので危険です。
もし、ハムスターを別の場所に移動させるために持つのであれば、プラケースやキャリーケースの中といった安全な場所に入れて運んだ方が良いです。
●コップを使った持ち方
掃除の時や病院に連れていく時など、どうしてもハムスターをケージから移動させたい時に重宝するやり方です。まだ人間に慣れていなかったり、興奮して怒っているため、手に持たせてくれない時に使ってみてください。
これには細くて高さのあるコップがおすすめです!
ハムスターは狭いところに好んで入る習性がある上、高さがあれば、よじ登ってくることも防げます。
これをハムちゃんの目の前に、口を前にして置きます。
興味を持って中に入ってくれたら、そのままコップごと持ち上げて、すばやくプラケースの中などに移してしまいます。
興味を持ってくれないようでしたら、片手でカップを持ち、反対の手で背後からハムスターを追い込んで中に入れます。
餌をカップの中に入れて釣るのも良いです。
または、ハウスの中に入っているハムスターを、そのままハウスごとプラケースの中に移動させてしまうという手も使えます。
ハウスの屋根が外れるタイプのものだと、移動させたハムスターを取り出すのに便利です。
天井の取り外しができるハムスターハウス●悪い持ち方
上から鷲掴みにして持とうとしてはいけません。
ハムスターは自然界では、猛禽類に襲われる捕食対象の動物です。
本能的に頭上から近づいてくるモノに対して、恐怖を覚えます。
そのため、ビックリして手を噛んでくることもあります。
飼い主に慣れていないハムスターをこの方法で掴むと、猛禽類に捕まったのと同じ恐怖を感じて、必死に逃げようとして暴れるので危険です。