●毛づくろい……リラックスしている時の仕草です。
眠りから覚めたり、餌を食べた後に多くみられる行動です。
毛並みをきれいにし、自分の臭いを体中につけます。
●ひっくりかえて、キーキー鳴く……怒っている、嫌がっている時のポーズです。
ハムスターは敵に対抗する武器がないので、4本の手足で抵抗します。
●前足をあげて首をすくめる……びっくりした時にする仕草です。
大きな音をたてたり、急に体に触ったりした時に取ります。
●金網をかじる……脱走を考えて檻を壊そうとしている。
または餌が欲しい。ストレスでイライラしている時の仕草です。
ハムスターは細長い物をガジガジするのが好きらしく、夢中になってガジガジを続けることもあります。
●回し車でかたまっている……回し車の中で走ったハムスターは、遠くまで移動したつもりになっているので、周囲に敵がいないか、どこまで来たか確認中の状態です。
●耳を立てて、あたりをキョロキョロ……警戒している時の仕草です。
ハムスターは目が悪いので、それをカバーするために聴覚と嗅覚が発達しています。
聞き耳を立て、周囲の臭いを嗅いで、状況確認をしています。
●後ろ足で立つ……周囲を警戒する時に、後ろ足で立つことがあります。
周囲を遠くまで見渡し、音を広く拾うためです。
また、怒っている時に自分を大きく見せて威嚇するために、この仕草をすることがあります。
●体を伸ばして寝そべる……気温が高くてつらい時の仕草です。夏によく見られます。
●仰向けになって寝る……弱点であるお腹を見せて眠るのは、すかり安心している証拠です。
また、夏などの気温が高い時に、お腹を出して眠ることが多いです。
●背中を見せる……手の上に乗せたときなどにすぐ背中を見せてしまうのは、視線を合わせるのが怖いからです。もっと慣れてくると、そのような行動は少なくなります。
●鼻をヒクヒクする……ハムスターは嗅覚が非常に発達しています。
匂いによって周囲の状況を調べている仕草です。
●うんていをする……金網の天井にぶら下がって、両手を入れ替えて器用に移動します。
狭いケージの中にずっといて、ストレスがたまっている証拠です。
落下すると怪我をする恐れがあるので、天井が金網ではないケージ、または運動不足にならない広めのケージで飼いましょう。
●フンを食べる……食糞行動といって、糞の中の炭水化物を採ろうとする行動です。
野生時代からの自然な行動で、病気などではありません。
●フン飛ばしをする……ハムスターが退屈している状態です。遊びの一つです。
●物を噛む……ハムスターは見たことのない物があると、何でも噛もうとします。人間の赤ちゃんと同じですね。そうやって、食べ物であるか、壊せるものであるか、その物を調べているのです。
●頬袋の中身をぶちまけて逃げる……命の危険を感じた時です。ハムスターは恐ろしい外敵に襲われた場合、頬袋に貯めた餌をすべて捨てて身体を身軽にして逃げようとします。手に入れた餌よりも逃げることを優先しているということは、命の危機を察知したということを意味します。
飼い始めたばかりのハムスターを突っついたりすると、この行動を取ります。
●懐いていたのに噛んでくるようになった……怪我や病気をしていて、攻撃的になっている可能性があります。身体を調べてみて異常があるようでしたら、動物病院に連れていきましょう。
●指を舐めてくる……人間の手に付いた塩分や栄養素などを舐めとっている可能性があります。あなたが汗をかいたり、お菓子を食べた後、手を洗わずにハムスターに接した場合に、このような行動をしてくることがあります。懐いている証拠でもあります。