ハムスターは自然界では単独生活をしている動物です。自分の縄張りを持っていて、そこに他のハムスターが侵入してくると、激しい喧嘩になります。
特にゴールデンハムスターは縄張り意識が強いので、二匹以上を同じケージで飼うのは不可能です。
誇張でも何でもなく、どちらかが死ぬまで、殺し合いをすることになります。
ハムスターは、かわいい外見に似合わず、縄張りを侵す仲間に対しては容赦しません。
時には、殺した仲間を食べてしまうこともあります。Σ(゚口゚;
ハムスターの体には臭腺という臭いが出る穴があります。
ゴールデンは背中の左右に、ジャンガリアンはお腹にあります。
野生では、この臭腺を石や草木に擦りつけて臭いを付け、マーキングします。
そうやって、ここが自分の縄張りだと主張するのです。
人間に飼われていても同じで、ケージの壁やハウスなどに臭腺を擦りつけて、マーキングをして回ります。
でも、子供のハムスターにはまだ縄張り意識がないので、マーキングは行いません。
このため、子供のハムスターであれば、ゴールデンであろうとも、複数飼育が可能です。ペットショップのハムスターが同じケージに入れられているのは、このためです。
しかし、生後二か月経ったら、オスもメスも性成熟して大人になるので、別のケージに分けなくてはなりません。
そのままにしておくと、縄張り意識が芽生えるので、よほど相性が良いドワーフでないと、喧嘩になってしまいます。
ドワーフハムスター、特にロボロフスキーは、子供のころから一緒に育った兄弟なら、あるいは相性の良い者同士なら、複数飼育が可能だと言われています。
でも、現実には同じケージで飼っている限り、喧嘩する可能性は常にあるので、とても危険です。
特にロボロフスキーは身体が小さいので、怪我が致命傷になってしまいます。
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