ジャンガリアンハムスターの飼い方を研究・紹介するサイト。食べ物、住居環境、掃除、病気・怪我の予防などを詳しく掲載しています。

動物の持つ癒し効果

 人間は、ペットといると気持ちが和らぎます。

 私がハムスターを飼おうとしたのも、普段、パソコンとばかり睨めっこする職場で働いていたからです。
 そんな機械と電子データとしかコミュニケーションしてない毎日を送っていると、いつしか心が鬱屈してきます。
 なんか毎日、無味乾燥しているなぁ〜、という感じです。(;´Д`)

 潤いを求めて、友達と飲みにいったり、女の子と遊んだりもしますが、家に帰ってくると、真っ暗な中に一人きりなので、その落差によって、ずーんと落ち込むこともあります。
 要するに家に一人だと孤独で寂しいのです。

 でも、今は、ハムちゃんが家に居てくれるので、そういった孤独がずいぶんと癒されています。ヽ(゚∀゚)ノ パッ☆

 実は人間はペットと一緒にいることで、不安やストレスが解消されるのです。
 米国ロサンゼルスのカリフォルニア大学医療センターの看護師が率いる研究チームが、心臓病患者が犬の頭をなぜるだけで不安感が和らぎ、体調回復に役立つと言う調査結果を発表しました。
 研究チームは、76人の心臓病入院患者を対象に、「犬と12分間触れ合うグループ」、「ボランティアの訪問を受けるグループ」、「誰とも接触しないグループ」に分け、患者の不安感を数値化して測るほか、肺動脈圧、ストレスホルモンを測定したそうです。

 その結果、不安感は、「犬と触れ合ったグループ」では、24%下がったのに対し、「ボランティアの訪問」を受けたグループでは10%の低下にとどまり、「誰とも接触しないグループ」では変わらなかったといいます。

 この看護師は、「犬は人を元気づけ、落ち着かせ、愛情を与える。不安を感じている人、気分の悪い人にはこれが大きな救いになる」とした上で、「ほんのわずかな時間、犬と触れ合うだけで、患者に生理学上、心理社会上の効果が見られることがわかりました」と結論づけています。
 現在では、動物との交流による心理療法がアニマルセラピーと呼ばれて確立されています。

 現代人がペットを飼う目的は、そのほとんどが「癒しを求めて」と言っていいでしょう。

 読売新聞が行った「ペットに関する世論調査(2001.4.12)」によると、動物を飼うことが好きと答えた人の割合は約60%。その理由も「気持ちが和らぐ」が約半数、「子どもの成長や情操教育に役立つ」約25%、「寂しさがまぎれる」約13%などの結果が出ました。

 現代社会でストレスを感じやすい、孤独になりがちな人間の友だちになってくれているのが、ペットと言えますね。
 彼らとの交流は、人の心を癒してくれるのです。
ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪

 ただ、ハムスターは触れられるのを嫌がる動物なので、犬のように触れあって遊ぶ、ということは難しいです。手乗りハムスターになってくれるまでには根気が必要となります。
 ペットによる癒し効果は、犬や猫、うさぎに一歩劣ると言えるかも知れません。

 また、あまりむやみに動物を飼う事はオススメできません。
 動物の世話というのは、実に大変であったりしますからね。
 世話が大変になり、手に負えなくなったという理由から、ペットを捨ててしまう人もたくさんいます。
 そのおかげで、毎年、たくさんの犬、猫が、保健所で殺され、時には野生化したペットが、既存の生態系を壊してしまうことすらあります。

 それに動物好きじゃない人にとっては、癒しどころか逆効果になるでしょう。